空色
ちょっとほっぺを赤くして
こっちを向かない
滝沢君可愛い
「ねぇねぇ、なんでこっち向かないの?」
「別にいいじゃないすか」
「えーー」
いじるの楽しい
「滝沢君可愛いね」
「後輩扱いしないでくださいよ」
「ごめんごめん、だって可愛いくて」
「なんかムカつきます」
ムスッと拗ねてよけいそっぽを向いた
「ふふっ、ねぇ一緒にお弁当食べない?」
「遠慮しときます、お邪魔になるんで」
「そんな事ないよ、滝沢君いたほうが楽しいしさぁ」
「いじりたいだけですよね?」
「バレた?」
「バレバレっす、俺は1人で食べるんで
大丈夫です」
「えーー!今日だけお願い」
私が滝沢君に頼んでいる時ちょーど和人が入ってきた
「優奈持ってきたぞー」
「ありがとう!ねぇ、和人滝沢君も一緒に食べでもいいよね?」
「別にいいけど?」
「ほらっ、滝沢君食べよっ!」
「いいですって」
「嫌がってんだったらいいんじゃね?
2人で食べても楽しいし」
和人が滝沢君を見ると滝沢君はムスッとして
「やっぱり食べます」
と言った
どうしたんだろ?
私の隣に和人がいて反対側に滝沢君がいる
何も喋らずもくもくと食べている
なんか静かだなぁ…
もっとにぎやかになると思ったのに
「どうした?優奈食欲ない?」
「ううん。なんか静かだと思って」
和人と滝沢君には嫌な雰囲気が流れてる
から喋りにくいし…