花の園のお姫様






リムジンがゆっくりと止まる。



「着いたようですわ。」



美樹さんが外に出て私の側のドアを開けてくれた。



「わぁっ...」



車から降りると、流石名門校といえるお城のように大きな校舎が建っていた。



寮もあるとあってかなり広そうな敷地だ。



「じゃ、美樹さん!」



私はうきうきしながら振り返る。



「行ってらっしゃいませ。
落ち着いたら連絡を下さい。」



美樹さんは私に微笑みかける。



「勿論です!」



私は大きな荷物とスクールバッグを持って
美樹さんにペコリとお辞儀をした。



「行ってきます!」



私は駆け出した。










....のはよかったのだが、



「.....


...ここは.....


どこですか?」




さっそく迷いました☆







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