花の園のお姫様
「ふぅ...」
取り敢えず私は橘先生に部屋へ案内してもらい、ベッドの上で寝転んでいた。
まだ殆ど荷物のない部屋は、
ガラーンとしていて少し寂しい感じがした。
「先生達と同居...かぁ...
あ"ーっ!!
もぅどうしよう!」
ベッドの上でゴロゴロと転がり回る。
私は男子校で男の子に成りきれるかという心配よりも、
どうやってこれから“先生達と"同居していくかという不安でいっぱいだった。
私の部屋は二階にある。
二階には私の部屋を含める3つの部屋とトイレが二つ、お風呂場が一つ付いていた。
私の部屋の階段を上がって一番奥で、
手前に二つ先生達の部屋がある。
一階にはリビングルーム、ダイニングルーム、台所、トイレ、そして二つの部屋があり、
一つは橘先生の部屋だ。