花の園のお姫様
先生達は大人だし、仕事があるからなかなか寮には帰ってこないのだろう。
寮の食堂で新しく出来た友達と一緒にご飯を食べるのを楽しみにしていた私は少しがっかりしていた。
カチコチと時計の秒針の音がだだっ広い部屋に響く。
急に何故か虚しくなって
自分の部屋に逃げるように戻った。
何故か心臓がドキドキと音を立てていた。
バフっと布団にダイブする。
昨日興奮してあんまりねらんなかったからかな
なんか眠いなぁ...
窓から生温かい風が吹き込む。
さわさわとカーテンが音を立てて揺れた。
その音が心地よくて
私はゆっくりと意識を手放した。