恋心
「莉緒〜〜!!」
「遅刻するわよ〜〜!!」
「ふぁーい」
そういって携帯で時間を確認する。

げっ!!もうこんな時間じゃん!
急がなきゃ!


超特急で制服に着替えてはを磨いて家をでた。
「いってきます!」

あっ!!化粧するの忘れてた。
あとですればいっか。
そして学校までの道のりを急いだ。


キーンコーンカーンコーン
ガラガラガラ-

チャイムがなると同時に教室に入った。

「ギリギリセーフッ」

「何がセーフだよ!ほぼ遅刻じゃん!」

「うるさいっ」

隣の席の田中君が私の頭をポンって叩いていった。
昨日デートした田中君。
気まずかったらどうしようとかひそかに考えてたから内心ホッとした。


でもデートした日から田中君は少し変わった。

ちょっとだけ私をからかうようになったんだ。
その理由は今でもまだ分からないまま。


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