恋心
「あ〜〜!!」
いきなり亜衣が大声をあげた。
「なに!?」
「緊張する〜〜」
それだけかよっ!亜衣はときどきこうゆうことして私が毎回驚かされる。
「もう〜〜!ビックリするじゃん!」
「ごめんごめん!」

でもほんとに緊張する〜〜




キンコンカンコーン♪


『新入生のみなさんは体育館前に集まってください。』

放送が入って、私たちは体育館前にむかう。

「もうクラス分かっちゃうね〜〜」
「ヤバイよ〜」

私は一人でぶつぶついいはじめる。
「もぉ〜。莉緒小心者だな〜亜衣みたいにガツンと構えとかなきゃっ!」

亜衣は気楽だな…
そう心の中で思い、
亜衣の言葉を無視してまたぶつぶついいはじめる。


『新入生のみなさん〜集まりましたか〜?じゃあいまからクラス替えの紙を配りま〜す』
そういって、先生は紙をくばりだした。
「ホントにヤバイよ〜!」
「ね…」
亜衣が口数が少なくなってるからさすがの亜衣もすこしは緊張してるはず。



私たちも紙を配られた。




自分の名前をさがす。

山村莉緒…

山村莉緒……




あった!!
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