《完》愛し方を知らないだけ。

愛しくて堪らない。


「めあ、一生好き」

「ぅん、あたしも」


向かい合って横になっているめあが、ゆっくり話し出した。


「あのね、今まであたしさ、人を本当に愛せるのか不安だったんだ」

語り出すめあは少し寂しそうで。


「ずっと来季の事好きだった。

でも、好きになる程来季が遠くなって行く気がして。


気がついたらあたし、好きって気持ちがよく分からなくなってて…

自分の感情もよくわかんなくなってた」

< 138 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop