君のとなりで
髪は短め、私よりも身長高め。
むむむ…これが俗に言うモテ男とやらか…
私の警戒心はMAXだった
それに気づいているのか気づいていないのか淡々とした調子で話してくるその子
「あれ?みない子だね?転校生?」
むむむ…しかもこの男は私を身長で判断してやがる。
「転校生の2年の白谷アヤです。」
2年のところを強調して、しかもすこしにらみながら答えた
「あ、あぁそうなの…?あはは…つい1年かと…」
やはり…しかしこんなところで怒るほど私は短気ではない
「ごめんな?白谷?
俺はさ、石川カナタって言うんだ。よろしくな?」
「よろしくね、石川君」
顔も見ずに不愛想な女っぽく挨拶をした。