貴女に惚れた千の理由
「えっ……?」

僕、何か変なことしましたか?
と聞き返すと



「なんか天国だとか
まだ死にたくないとか
言ってましたよ。
でもここは天国じゃないんで
心配しないで下さい。」

と、彼女はさっきと
同じようにまた笑った。



しまった!
声に出てたのか!!!

と、僕は顔を赤らめると
彼女は、体調のほうは
大丈夫なんでしょうかと
こんどは心配そうな顔で
僕を見つめた。





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