彼女の本能
逢「…とりあえず…
これ…返してもらっていい?」
…………?
えっなに?
返してって…
わたしはそっと目を開けた
目の前には片手で口を押さえて必至に笑いを堪えてる逢ニくんの姿…
棗「って何これ!!
頭に手紙が刺さってる!?」
きゃ~~~~っ
は…恥かしーっ
わたしの顔はまた真っ赤になった
棗「もも…もしかしてさっきの強風で!?
そんなバカな…」
逢「くく…っ棗が拾ってくれてこっちは助かったけどね」
すぽっ
逢ニくんがわたしの頭から手紙を抜き取る
すると彼はすごく優しく微笑み言った
逢「俺が書いた…
大事なラブレター」