ほんとは優しい私のオオカミ ①
瑠璃子「ふふふ〜♪よろしくねぇ!瑠奈ちゃん!話はいろいろ聞いてるわよ〜。とりあえず中にどうぞ♡♡」
瑠奈「は、はい。お邪魔します」
瑠璃子の迫力に押されながらもお邪魔させてもらうことにした。
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中に入ると、ブラウンで統一された可愛らしいリビングに通された。
窓際に手作りの人形が置いてあったり、自分で制作したであろう絵画が置いてあったり凝っている。
瑠璃子「まずは、お茶をどうぞ〜」
テーブルに促され席につく。
私の隣は隼人が向かいは瑠璃子さん。
そして斜め前が健人くんという配置だ。
わ…いい香り。
いい香りのする紅茶をいただきみんなで一息つく。
瑠璃子「瑠奈ちゃんは今倉庫にいるのよね。あそこの男の子達ちゃんと尽くしてくれてる〜?」
女の子1人で私心配。と瑠璃子さんは聞いてくる。
瑠奈「はい。大丈夫です。みんな優しいですから」
笑顔で答えると、
瑠璃子「ならよかったわ。それにしても、きゃーー♡ほんとにお人形さんねぇ!!!」
キラキラな目で見つめられる。
隼人「もううるせぇな。2人共、瑠奈が困るだろ。瑠奈、母さんのことはほっといていーからな」
瑠璃子「やーん。ひどい隼人。だって、ウチって男しかいないから女の子が来てくれて嬉しいんだもの!」
健人くんもキラキラした目を向けてくる。
隼人「こら。健人まで」