ほんとは優しい私のオオカミ ①
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瑠奈はそれから眠り続け、起きたのは次の日の朝だった。






瑠奈「ん…」






ぼんやりした瞳で天井を見た後、俺の気配に気づいのか瞳が俺を捉える。





少し赤みがかった瑠奈の瞳がすぐに恐怖の色に染まる。




白い透き通った雪のような肌。


真っ白いなんの色も知らない髪の毛。


そして赤みがかった色素の薄い瞳。




瑠奈はアルビノか?
きっとそうだ。
昨日はよく見ていなかったからわからなかったが。




目の前にいる瑠奈は赤い瞳に恐怖を抱きながらフルフルと震えている。






俺はその様子をみて、なぜかこの少女に好かれたい。なつかれたい。





そう思った。




翔「瑠奈。大丈夫だ。俺は何もしない。」




自分でも驚くほど優しい声が出た。





瑠奈は少し警戒をといてくれたようだった。





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