ほんとは優しい私のオオカミ ①
不安になっている間もどんどん列は進んでいく。
瑠奈「そ、空…ー?私、なんとなくこれは行かない方がいいと思うの。」
またもやおずおずと問うと
空「瑠奈、今日が遊園地初めてでしょ!何事も試してみないと、ね?」
なんともいえない迫力でそれ以上言えなくなってしまう。
瑠奈「な、なんかお腹が急に痛く…」
言い訳しようとした瞬間
『次の方どうぞ』
いつの間にか、もう順番が来てしまっていた。
空「はい!瑠奈いこうか!!」
もう一度手を握り直しお化け屋敷に入っていった。