ほんとは優しい私のオオカミ ①
そんな声も瑠奈には聞こえていない。
どんどん進む空のペースに合わせて、お化けもどんどん出てくる。
瑠奈「む、むりいいいい!」
もう無理だと思ったときにやっと出口の明かりが見えてきた。
やっと出口だ!!!
新鮮な外の空気をすう。
気づけば半泣き状態であった。
空「瑠奈〜。楽しかったね♡」
いつもは可愛いくみえるその笑顔が今は悪魔に見えた。
瑠奈「空のバカぁ〜」
涙声で言う私によしよしと頭を撫でてくれる
空。
空「ごめんごめん。だって瑠奈僕に抱きついてきて可愛いんだもん。次はほんとに楽しいのに乗ろう」