ほんとは優しい私のオオカミ ①


楽しいのというのはほんとだった。




それから、私と空はメリーゴーランドとコーヒーカップ。それにジェットコースターに乗った。





どれも私には初めてのる乗り物でとても楽しかった。





とくに最後のジェットコースターは私がとても気に入ったのをみて3回も空と乗った。





そして今は観覧車に乗り大きな遊園地を上から見下ろしている。





瑠奈「みてー!空ー!ジェットコースターがあんなに小さいよ」



空「ふふっ。良かった。瑠奈、楽しそうで」



瑠奈「うん!すごい楽しかった!」




笑顔で言うと、ちょんちょんと空が自分の隣を手でしめす。




向かいあっている姿勢から、空の隣へと座り直す。





空「最近瑠奈、翔が忙しいから外出もなかなか出来てなくてつまらなそうだったから。今日楽しめたなら良かった」




空が単に遊園地に来たいからではなく私の為を思ってしてくれたんだと初めて知る。





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