ほんとは優しい私のオオカミ ①
コワーイと言っておきながらその顔は笑顔だ。
瑠奈「空ありがとう!今日はほんとに、楽しかった!」
恥ずかしがるのをやめ改めて礼をつげる。
空「ふふっ。お化け屋敷の瑠奈はほんと面白かったよ」
瑠奈「もー!だって、空が勧めてくるから!」
頬をふくまらせて怒る私に、空は上機嫌そうだ。
遊園地の入り口がもうすぐそこまで迫っていた。
空「またこようね。遊園地」
瑠奈「いいよ!でも、お化け屋敷は入らないから!」
人生初めての遊園地は、空と過ごして終わるのだった。