ほんとは優しい私のオオカミ ①


瑠奈「…翔、ただいま〜」





中に入るといつも通り翔がソファーに座り雑誌を読んでいた。






翔「…おう」






雑誌からチラッと顔を覗かせて返事をしてくれるけれどなんだかいつもより素っ気なく感じる。






く、空気が重い〜。


とりあえず着替えてこよっと。






翔「瑠奈」







!?


な、なんだ。







急に呼び止められて振り返ると翔が腕を広げて待っていた。







んな!?

なんで、そんなこと真顔でやってるの〜?






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