ほんとは優しい私のオオカミ ①
髪の毛を撫でてやるとすぐに瑠奈は眠りに入る。
しばらく髪の毛を撫で続けているとケータイがなった。
画面をみると《咲》の文字。
翔「…はぁ。」
ため息をついて電話に出る。
翔「なんだ…」
咲《翔〜〜。ねぇ〜!あの話、答えはまだ〜?》
電話ごしに酔っているのかいつもより甘ったるい声が聞こえた。
翔「…無理だ…受け入れられない」
こたえると、咲が少し黙ってから言う
咲《私、自殺するわよ。》
翔「…!?…あ?何言って…」
咲《明日、会いに来て。絶対よ》
翔「は?ふざけ…」
言い終わる前に電話はプツリときれた。