ほんとは優しい私のオオカミ ①
瑠奈「お待たせしました」
その後、1人でオムライスを完成させて優也が待つリビングへと持っていく。
優也「待っていました」
ニコニコした笑顔で優也がすでに座っていた。
2人分のオムライスを向かい合わせに置いて私も座る。
さすがに、優也ほど美しいオムライスではないが普通の出来ではあると思う。
優也が少し驚きながら言った。
優也「…よく僕の好きなものがわかりましたね。」
瑠奈「まぁね♪」
優也「では、いただきます」
優也がオムライスを1口食べるのを、黙って見つめる。
実は味見を全然していないのだ。
優也「…美味しいです」
瑠奈「ほんと?」
私も1口食べてみると、予想以上に美味しかった。