ほんとは優しい私のオオカミ ①



それからどれくらいたったんだろう…




食べ終わったお皿を洗い片付けてもまだ優也は帰ってこなかった。





何か大変なことになったのかと、考えるとじっとしてはいられず階段へと向かう。







階段に近づくにつれざわつきも大きくなってくる。






なんだろ…







階段を降りていくと見慣れたメンバーの人たちが私に気付き戸惑いの声をあげる。




「瑠奈さん…!」


「瑠奈さん、今は…」





みんなが私を心配したような不安そうな目で見てくる。




なんでだろ?





翔「…どう…なんで…」







不思議に思っているとハッキリとは聞き取れないが翔の声が聞こえた。





翔!!帰ってきたの!?






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