ほんとは優しい私のオオカミ ①


寒気がする。





咲「ねぇ〜。翔…キスして。」




翔「は??」





その場が凍りつく。





キス…?






咲が翔の耳元に口を寄せると、翔はピクリと反応する。


そして、一瞬、私の顔を見て咲に自ら口付けた。






や、だ…。なにこれ。





目の前の光景が信じられない。






優也「行きましょう瑠奈」





ぐいっと手を引かれ優也が私をその場から離れさせる。

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