ほんとは優しい私のオオカミ ①

パーティー

【瑠奈side】




それから咲さんは、黒狼の倉庫に来るようになった。





幹部のメンバーは反発しまくりで翔も必要最低限、部屋から出てこない。





私はと言うと、あの日から翔の部屋での寝泊りは止めて優也の部屋でお世話になっている。








というか、優也が強制的にそうしたのだった。




幹部のメンバーは瑠奈を元気づけるようにたくさんのことをしてくれた。





蓮は大きな花束をいっぱいくれたり、隼人は瑠璃子さんの手料理を持ってきてくれた、空は前よりもまして私にたくさんの洋服やらアクセサリーやらをくれた。






それからなるべくみんなで食事をするようになったし、たくさん遊ぶようにもなった。






翔を除いたみんなで。








優也「瑠奈、パーティーのこと覚えてますか?」






朝食を済ませてリビングのソファーでみんなと遊んでいた時にふいに優也が切り出した。






隼人「うっわ!!忘れてた!今日の夜なんだよ!支度してねぇ!」



蓮「隼人忘れてたの?俺はもうバッチリだけどね。瑠奈のドレス姿はやく見たいな」



空「今回はマスカレードにしようと思ってるんだぁ!仮面は会場で配られるからね!」





マスカレードか。なんだか楽しみになってきた。
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