ほんとは優しい私のオオカミ ①
瑠奈「いいこと?」
呼吸を整えてから聞くと、短く「咲のこと」といい私の顔をみると龍我はニヤリと笑った。
龍我「やっぱり、気になっちゃうよね〜。教えてあげるよ。」
瑠奈「いや、いい」
知りたくないと言えば嘘になるけど、黒狼のメンバーの口から知りたかった。
龍我「そー言うと思った。けど、俺は瑠奈ちゃんの前で話したいから勝手に話すねぇ」
龍我はつくづく自由な人だなっと思う。
呆れ顔の私をもう一度満足そうに見ると話し始めた。
龍我「ちょうど、一年くらい前かな」