ほんとは優しい私のオオカミ ①



龍我がポンポンと私の頭をそっと撫でる。







龍我「まぁ、安心しなよ。咲ちゃんに翔は恋愛感情は抱いてないと思うよ。」







そうは言われたもののあの日倉庫でみた咲さんと翔のキスシーンが思い出されて信じられない。







瑠奈「そんなこと…ないと思う。」








歯切れわるく答えると龍我は、あれぇ?とつぶやいた後グイッと顔を近づけてきた。







瑠奈「ち、近い…」




龍我「もしかして、目の前でキスでも見せられた?」







まんまと当てられて、うっ…と返答に困っているとニヤリと笑った後急に真顔になって龍我は囁く。







龍我「俺瑠奈ちゃんのこと気に入ったよ。ねぇ。キス。どんな風に見せられた…?こんな感じかな…」







言われた後、ゆっくり龍我の顔が近づいてくる。








ま、まさか!き、キスされる!?!?







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