ほんとは優しい私のオオカミ ①



ぎゅっと目をつぶった瞬間






龍我「ぐえっ…」








気配が消えたのを感じ目を開けると、龍我が首根っこを掴まれていた。








龍我「首締まってるし〜。普通に痛いんだけど。」







そのわりには嬉しそうな龍我。







龍我を掴んでいたのは、背の高い全身黒のスーツ姿の男。







仮面は付けていてもすぐにわかった。







間違えるはずはない。



だって私の好きな人だもの。







翔だ。








龍我「わかった。わかった。俺が悪かったよ〜。どっか行くから離してってば〜」







仮面越しに鋭く睨む翔に龍我が肩をすくめて降参すると翔は龍我の首を掴んでいた手を離した。






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