ほんとは優しい私のオオカミ ①
だが、そんな俺らの領地が今夜はうるさかった。




「いたぞっ!」

「捕まえろっ!!」

「まてや、こらぁ!!」





そんな声と共に




いかつい男達が数十人、路地裏へ入って行くのが見えた。






隼人「なんだぁ?」





俺達5人のうちピンクの髪に赤いメッシュをした男が不思議そうな声をあげる。





たしかに、なんだあの男達は。



しかもあんなに大人数で。





どっちにしろ領地を荒らす奴らは








許さねえ






俺は、隣にいる茶髪でメガネをかけたやつに目を向けるとコクっと男はうなずく。





俺は、他の4人に声をかけた。




翔「お前ら、いくぞ!」


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