ほんとは優しい私のオオカミ ①
優也「いえ…それより瑠奈頬の手当を。」
叩かれた頬はまだヒリヒリと痛む。
私は頬の手当をしてもらい、また蓮を探しに行った。
瑠奈「蓮ー……?」
蓮が寝ている部屋にこっそり入る。
室内は翔の部屋と同じ黒が基調の部屋。
もっと、派手な部屋かと思ってた。
ふと、壁にかけてあったカレンダーをみると
映画ひな ✕
家ゆうこ ✕
公園なつき ✕
予定がぎっしり書いてあって女の子の名前が後につづく。
でも、なんで✕が書いてあるんだろう。
今日の日付の部分にも、「学校かな ✕」と書かれていて今月は全部そんな感じになっていた。