ほんとは優しい私のオオカミ ①



近くのベンチに座らされると、「待ってて」と言って蓮がクレープを買いに行ってくれた。




蓮がすぐに戻ってきて、片方のクレープを差し出す。




蓮「いちご好きでしょ。はい。いちごクレープ。」




瑠奈「ありがとう!蓮!」




パクッと1口食べると、ホイップのあまさといちごの酸っぱさが口に広がる。




瑠奈「美味しい!」




蓮「美味しい?良かった。ふふっ瑠奈のはじめて1つ貰った。」




ニコリと嬉しそうに笑われる。

それから、2人でベンチに座りクレープを食べながら語り合った。




蓮「それにしても、瑠奈って美味しそうに食べるね。そんなに美味しい?俺にもちょーだい」




そういい、蓮が身をかがめて瑠奈のクレープにパクッとかぶりつく。



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