ナツ恋。
その後、他の文化部も見て回ったけどなんだかイマイチ。
茶道部に一番興味を引かれた。
茶道部に入部するべく、入部届けを貰った。
家の最寄のバス停まで来る最後のバスに乗って、バス亭に着く頃にはあたりが薄暗くなっていた。
ここから少し歩かなきゃいけないけど、街灯も少なくてちょっと心細いなぁ。
冬はきっと真っ暗になってるんだろうな。
「あれ、もしかしてナツ?」
「え!?」
予想もしない、声をかけられて思わず声が上ずった。
「シュウ…?え、どうしてここに?」
バスには私しか乗ってなかったし…。