ナツ恋。
「ねぇシュウ、私が茶道部に入ることで何かあるの?」
「うーん。明後日、わかると思うよ」
「明後日?何で?」
「いいからいいから。ほら、日が落ちちゃう前に帰ろう」
そう言って私の前を歩き出す。
明後日わかるって何?
「ねぇー気になるよ、明後日に何があるの?」
「お楽しみー」
「えー教えてよ!」
結局シュウは教えてくれなかった。
もう、気になって気になって仕方ないじゃん!
モヤモヤとした気持ちを抱えながら、その日の一日は終わった。