君の匂い

厄介人-榊 拓南-


ある晴れた日ー…。
私.姫路弥生(ヒメジヤヨイ)は走っている。


黒くて長い髪に透き通った白い肌の女の子。

皆からは.「やよ」とか「姫」等呼ばれてる。



今日もまた.遅刻寸前な彼女は細い足で一生懸命走っている。



「遅刻するーっ!!!」


額に汗をかきながら彼女は走る。



.
< 2 / 34 >

この作品をシェア

pagetop