君の匂い
晴くんに肩を叩かれて、我にかえるー…。


「やよ…どうして…」


やばい、気付かれた;



「あぁ…えっと…私、ごめんね…行くから」


訳が分からない日本語だけど………。



「やよ、待てって」

腕を掴まれる。



「やよ…ごめんな…」



榊くんが、話をしたいって言うから公園に行く。



2人は、ベンチに座る。



「やよ、見てたよな…?」


私は、小さくコクンと首をならす。



「榊くんって、誰にでもキスしちゃえるんだね」



榊くんは、私を睨む。



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