君の匂い
「そんな顔で見んなって
諦められなくなるから」


ポンポンと頭を撫でる。


「もう、諦めたら頭を撫でたりする事も出来なくなるんだよな」


複雑な気持ち…。



「あのさ、一回だけでいいから名前で呼んで?」


名前でかぁ………。



「た、拓南……?」
「あぁ!!!もうやばい」


何がやばいんだろう。



「お前、可愛いすぎ
やっぱり無理だわ」



「…んんっ」


何度も唇に重ねてくる。



「スキすぎてやばい」
「……ん…っ」


何回も繰り返す。



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