君の匂い
「えっと…」


付き合って下さいと言われても……。



「やよ〜、榊くんと一緒に何してんのよ」

梓と英二くんが、ニヤニヤしながら来る。



「何もしてないよ」
「ホントに〜っ??」


……キスしたけど。



「やよ、送るよ」
「あぁ…う、うん」


榊くんは、ばつが悪そうな顔をしている。



「ばいばーい」

梓達は、笑顔で私達を見送る。


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