*姫と王子の方程式*
強く閉まるドアの音で親父が帰ってきた





「俺さ…見てたんだ。真鈴が体育祭で江川千郷に突き飛ばされて大けがしたのを」



親父が俺の態度か、その真実がまたはどっちもに驚いたように弱々しく俺の名前を呼ぶ





そして俺は全部話した




江川千郷に言われたこと、保健室のこと、真鈴が苦しんでいたこと
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