男子校の秘密【BL】
「……んっ……ふぁ……っ!?」

油断してしまった。

歯を食いしばらなければならなかったのに、俺は忘れていた。

その隙を逃さず、琉賀はするりと幹仁の口内にそれを忍び込ませた。

柔らかいそれは、幹仁の舌に触れ、絡み付く。

明らかに自分の物とは別の物に口の中に入り込まれ、幹仁は一瞬何が起こったのか分からなかった。

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