騙し合いの恋心
「まだ俺の事ちゃんと知ってもらってないと思うから。返事はもう少し待ってほしい。俺が、葉月さんにアピールする時間を、チャンスをちょうだい!」

久世くんは真っ直ぐに私に言うから、頷くしか出来なくなってしまった。


「ありがとう。これから、俺の事を意識してね!」

さらっと久世くんは笑って行ってしまった。
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