騙し合いの恋心
そうして、海夜と別れて私は体育館裏に向かった。

もう、あの子は先についていた。

「ごめんね?おそくなって。」

ほんとに何の用だろ??

男の子はメガネを外してこちらを見てきた。

「ううん。大丈夫。急に呼び出したりしてごめん。」

私はその子の顔をみて驚いてしまった。
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