男嫌いなお姫様

「チャイム鳴ったし席着くわ…。進展あったらご報告忘れずに♪」

はぃ?進展?何の??私とニセ王子?
ははっ…ないない。

隣の奴を改めて見る。

うわぁー…綺麗な顔立ち。
さらさらとした茶髪がかった髪に、二重の鋭い目つき。
モテる要素たくさん詰め込んでるな…。

それプラス、大企業の社長の息子。
神様ってこういう所が不平等だよね。つくずくそう思う。

「相沢さん、今日日直じゃない?」

げっ…そーだったっけ!?
「ありが……………。」

血の気がひいていくのが自分でも分かった。
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