【短】きっと、欲しかったコトバ




『私は、立ち止まることも、1つの動きだと思う。』




何故か心のどこかがドキッとした。




『音楽だって、休符も曲の一部で、ただ止まってるわけじゃないでしょ?1つの動きなんだよ。』




涙が溢れた。




『焦る必要ないよ。大切なのは、本当に自分が行きたいところはどこだかだと思う。』




「先輩…っ…」




『たまにはさ、立ち止まることも大切だよ。』




「……っ…」




『立ち止まって、ゆっくり考えて答えを出せば良いんだよ。』




涙が止まらなかった。




「先輩っ、有難うございます…っ…」




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