学校一のモテ男といきなり同居
「真央!さっさとしなさい!遅れるわよ!?」


ぎゃっ!


突然お母さんが部屋に入ってきて、びっくりした。


馬乗りになられてるときなら、襲われた!って立証できたのに…。


あいにく今は、あたしはベッドの脇に立っていた。


「ゲホッ…」


え?


突然、井上くんが咳き込む。


「あら…風邪なの?」


「そーみたいっす。今日は休もうかな…」


な、なにー!?


さっきまでピンピンしてたくせに!


「それなら寝かせてあげなさい。真央、もしかして無理矢理学校に連れて行こうとしてたの?」


お母さんが責めるようにあたしを見てくる。


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