学校一のモテ男といきなり同居
「そう……大丈夫かしら。真央、今日も休んで看病しなさいよ」



「……はぁ!?あたし、学校行くから!」



学校休めってすすめる親がどこにいるのよ。



「そんなこと言って、郁実くんが倒れでもしたら…」



「アイツは大丈夫だよ。だってあれは…」



仮病って言おうとしたら、井上くんが現れた。









「おはよーございます」



「おはよう。今日も学校休む?」



「いや、平気っす。一日寝たら、この通り。真央ちゃんの看病のおかげです」



井上くんは、お母さんを見てニッコリ笑ってる。



だけど、あたしのことはチラリとも見ようとしない。



「真央、口ではあんなだけどホントはちゃんとしてたのね」



お母さんは満足そうに微笑むけど……井上くんがどうしてこんなウソをつくのか、あたしは信じられなかった。



絶対なにか、うらがある……。

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