学校一のモテ男といきなり同居
「こらーっ、井上!」



あたしが叫ぶと、井上くんとその隣にいるギャルがあたしの方を見た。



「ちょっと、なんなのよアンタ」



ギャルは同じ学年じゃないのか、あたしのことを知らないみたい。



「あたしはただの通りすがりです」



「はぁ?」



女はビックリしてるけど、あたしは井上くんに向かって文句を言ってやった。







「好きでもない女とイチャイチャするのやめなよ!もっとやりたいことがあるんでしょ?こんなことで、無駄な時間使うな!」



あたしがそう言うと、井上くんは少し驚いたような顔になった。



「言ってくれるね~……」



「女が寄ってきて面倒だとか言ってたくせに。そうやって、いつもみんなにいい顔するのやめたら?

八方美人!!このチャラ男っ!!」


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