学校一のモテ男といきなり同居
「もぉ、いい。友ちゃんには相談しない」



あたしがそっぽを向くと、友ちゃんが慌ててる。



「からかってゴメンね!?真央の気持ちは、痛いほどわかるよ!

イケメンに囲まれるって、悩ましいよね。あたしもどっちを選ぶか、絶対に悩むと思う」



わかってない……。



友ちゃんは、根っからの天然だろう。



言いたいことが伝わらないって、なんてもどかしいの?








そんな間にも、クラスの女子があたしに群がってきた。



「真央!ミキオくんにいつ近付いたの?体育祭のとき、あたし目ぇつけてたのに!!」



体育祭って応援団のことだね。



あたしはそれさえも覚えてなかったのに。



「知らないよ…アッチが勝手に近付いてきたの」



「そんなわけないでしょ~、ミキオくんってモテるんだよ!?わかってる?」



しらないってば!




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