学校一のモテ男といきなり同居
井上くんが来てからバタバタしていてその存在を忘れてたけど、



いつもあたしは日記をつけてたんだった。



井上くんと初めて知り合ったときに、拾ってもらったカギ。



リボンのついたカギを、あたしはそっとポケットから取り出した。



そして引き出しのカギを開ける。



中からベージュの日記帳を手にとり、最後に書いたページを開けた。









最後に書いたのは、数週間前。



そのときは、まだ井上くんが一緒に住むことも知らされてなくて。



もうすぐ2学期。夏休みが終わるのは嫌だけど、早く友達に会いたい~!なんてことを書いているだけだった。



そのあとからは、真っ白。



久々に日記を書くことにする。



今日のこと、今までのこと、つらつらと書いていくうちになんだか心がすっきりと晴れていく。



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