学校一のモテ男といきなり同居
「来いっ」



無理やり手を引っ張られ、ベッドの上に投げ出された。



「やっ……なにするのよっ」



「同じ目線で話そうぜ?立ったら俺のが上からだし、俺が座ってお前が立っても上からだし」



「は?意味わかんない」



「いーから。座れよ……この方が、落ち着くの」



そう言って、井上くんはあたしの体を起こし、座らせた。









向かい合い、なんだか変な感じ。



だけど目線はそれほど違わない。



普段は背の高い井上くんが、あたしを見おろしてることが多いけど、



確かにこの方が、話しやすいのかも……。



って、こんなに間近で井上くんの顔を見ることもないから、



急に恥ずかしくなってきた。



思わず視線を下にさげた。



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