学校一のモテ男といきなり同居
「やっぱりどこかに行ってたんだ!?どこに?

それに、カギは開けて待ってたよ」


「…マジで?そこまでは冷たい女じゃなかったってことか」


井上くんは、そう言いながら優しく微笑む。


「つっ…冷たい女だよ。井上くんがしたこと、やっぱり許せないし……」


「だよなー。だけど、温かい面もあるんだってこと、知れてよかった。

えらく心配してくれてたしな、今。ココに来て初めて優しくされたかも」


ニンマリ笑う井上くんが、あたしの背中に腕をまわす。







「きっ……ふがっ!」


叫びそうになったとろで、


井上くんに口を塞がれた。


…念のために言っておくけど、


手のひらで…。


そして、あたしにそっと顔を近づける。






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