学校一のモテ男といきなり同居
「実はっ……白雪さんの差し金だったってことは、ホントに最近知ったの!!だけど、井上くんには話してない」



あたしは思い切って、真実を話すことにした。



「はー?しらばっくれんな」



ミキオくんは不服そうにあたしをニラんでくる。



「ホントなの!絶対に言ってない。だけど……ミキオくんが、このままあたしを殴るなら……言うから。

今度は、その程度じゃすまないんじゃないの?」



あたしは足の震えを感じつつ、逆にミキオくんを脅しにかかった。









「どういう意味だよ……」



ミキオくんは、眉間にシワを寄せる。



「一緒に住んだことで、井上くんあたしのこと妹みたいだって思ってくれてるみたい。

そんなあたしを騙そうとしてたとか、もっと怒ると思うよ」



「俺を脅してるつもり?」



そう言いつつも、ミキオくんがあたしを掴む手が僅かにゆるんだ。



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