学校一のモテ男といきなり同居
「郁実先輩は、騙せる?」



「多分」



「そっか。じゃああと1年以上俺と付き合うってことになるけど……」



「それは大丈夫だよ。あの人、もうすぐウチを出ていくから」



「え?」



「今年中に行くアテがあるみたいだよ?あたしにそう言ってたもん」



そしたらミキオくんが難しい顔をして、黙りこんだ。



「まさか……」







「まさか?」



「郁実先輩、オーディションに受かったのかな」



オーディション?



あぁ、あれかな!



あたしがお風呂で見たヤツ。



「もしかして、〇〇事務所?」



「おぉ!そう!!なんで知ってるんだよ」


< 237 / 978 >

この作品をシェア

pagetop