学校一のモテ男といきなり同居
あたしを惑わせるのを、ホントにやめて欲しい。


きっと、深い意味はないはず。


そんなこと、わかってるのに……。


それなのに、ドキドキして全然落ち着かないよ。






「そんなの…順序じゃないもん」


なんだか顔が熱いから、井上くんから顔を背ける。


「ミキオに負けたとか、屈辱」


井上くんは全然悔しくなさそうに、笑っている。


本音は、そっちなんだよね。


チャラ男のプライド?


何人の女を、先に落とすか…的な。


そう思うと、なんだか不満。


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